詩人:さみだれ
時はいたずらにこの心をくすぐる君が涙を拭うときや木々が枝を伸ばし手を取り合うときやその気持ちを知りたいと願う優しさが見えたら今は高らかにこの声を響かせ君が目を伏せて逃げないように海がどこまでも腕を広げて包み込むように帆を上げる船その日の喜びを続けたいと願う優しさが見えたら“何も無駄なことなんてなかった君は一人じゃなかった“心の中でも笑えるように今は高らかにこの声を響かせ風に放って気ままに飛んでいくよ