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詩人:ならか
『みんな違って、みんないい』
こんな詩がある
知ってますか?
どんな人も
この詩に頷くのに
実際人は
『違い』よりも
『同意』を求める
個人に個性があるのに
共感を求める
同じ唯一神を信じることで
存在を認める
多数以外の気持ちの人
他の神を信じる人
彼等は避けられ
迫害されることが多い
何を思おうとも
何を信じようとも
勝手ではないか?
何故そこにこだわる?
みんな違って
みんないいと
復唱しながら
違いは裏切りとみなされる
いつだって人は矛盾してる
純愛のラブソングを歌いながら
不倫するシンガー
命の尊さを知りながら
戦争に参加する国
子供を愛しながら
兵器をつくる母親
笑いながら
海にゴミを捨てる女
泣きながら悔やみながら
恋人を殺す男
何が正しいか
違うかは
大抵良心が判断するもの
あなたの良心は
まだ生きていますか?
忘れないで
汚さないで
殺さないで
消さないで