詩人:清彦
どうして いつの間に
こんなはずじゃあ
無かったのだけれど
曖昧な視線で
激しく変わって行く景色
眺めながら
この立場に
突っ立ってる
足下だけが水に
浸かったような
不快感だ
このまま深くに
沈んで行けば
何処へ這い出るんだろう
なあ
音楽だけが
俺を造ってきたわけじゃないさ
ただ
激しく思い出す
過ちや 太陽や お前や 俺を
包み込むのさ
痛みごと激しく揺さぶるのさ
いつか
この場所を
抜け出すときが来るだろう
そして
ふと 鳴り出すんだ
興奮しながら
揺れながら
2014/05/01 (Thu)