詩人:みどり
退屈な映画は
望まない
嫌いな映画は
今もまだ
残ってる
ホコリをかぶりながら
存在しているよ(生きているよ)
スクリーンから
感情こぼれてるから
無からは鼓動が
聞こえなかった
君の腹から吐き出された『嫌い』
あの時は あの頃は
存在していた(生きていた)ワカラズヤ
最近の天気は
分からない
星なんてふらない
言葉なんてふらない
ホコリさえも
ふらなくなった
君のスクリーンから他界したワカラズヤ
君の心から吐き出された『嫌い』
あの時の あの頃の
天気は確かに
ホコリがふっていた
ワカラズヤは一人
ホコリを探し続ける