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詩人:チェシャ猫
例えば君が僕に話しかけてくれたとして
その内容が別に意味のあることでなかったとしても
多分 君の顔がちらついて眠れないくらいうれしくて
幼かった僕はただ
ピエロになっておどけてた
誰かに自慢できることもなくて
ましてや君の横に立ったとき
絵になる男なんかじゃないけれど
ピエロだって言われてもいいさ
君に微笑っていてほしい。。
もっともっと側にいたいけど
君の手をとって幸せになりたいけど
・・・僕は王子様にはなれなくて
スポットライトの当たらない舞台の下で
零れた涙を抱きしめた・・・。。
君の描いた物語の
主人公にはなれないけれど
ピエロだっていいさ
ハッピーエンド迎えたその時には
君の側にいさせて。。
僕の胸で泣く君を
抱きしめたくて伸ばしたその腕は
気付かれないようにポケットに突っ込んで
ただただ僕はおどけてみせた
ピエロだって言われてもいいさ
君が微笑っていてくれるなら・・・・。。