詩人:ayura
彼には大きなキズがある
みなが振り返るのが不思議でならなかった
どうして?貴方にないものがこの人にあることが
そんなに珍しいの?興味本位?何だか知らないけど
勝手にすれば
そう思った
私にある心の傷は 誰かの目に見えるものじゃない
でも知っている
痛みを知る人は 優しさも知っている人
ここが痛いんだね
そしてそっと 抱き寄せる こわくないから
僕が守るよ 君を守るから
ひとりで傷を増やさないで
お願いだよ 人の目がどうとか世間がどうとかそんなのどうでも良いんだ
君が僕のキズを何ともないよって受け入れてくれたように
僕も君の見えない傷を受け止めたいだけ
うるさい馬鹿はほっとけばいいさ
大切なのは 君だから きみなんだよ。