詩人:都森 善太
チューニング巻き戻して いく鮮明な ノイズ溜め息 ノイローゼ耳を塞いで いるのがあたりまえに なりそうで長く伸びるしっぽをつかまえて おく手を思いきり 伸ばして電波を キャッチ生まれた瞬間へ ぐるぐる時間の概念は 左巻き静かに 静かにスピーカーが歌う鼻唄音程もずれてリズムは滅茶苦茶で呼吸みたいに気持ちいいただ願うだけじゃ叶わないラジヲ録音式の流星ラジヲ