詩人:どるとる
傘を手に持った 君は一人で
今にも雨が降りそうな
空を見上げながら泣きそうな顔で笑った
たとえば僕が君のそばにいてやれないとき
そのときがもしも悲しいときなら
僕には 何が出来たのだろう
過ぎたことさえ 真面目に考えてしまう
大切なのは 僕が君のそばにいるときではなく
もしかしたら 愛が試されるのは 寧ろそばにいないときだ
虹を探して歩く 雨上がりの午後に
大好きな映画の心温まるシーン
イメージしながらやり過ごす日もある
たとえば 世界が明日で終わってしまう
そんな日を迎えたなら最後の一瞬まで
君の手を離さずいれるかな
僕が多分目指しているのはそんな僕だ
大切だったこと ひとつひとつ思い出しては反省する
君を泣かせた日 笑わせた日 僕の中にある思い出
日々増えてく 君の知らない一面
嫌いなところもあるけど 断然
好きなところのほうが多いこと
いつか言葉にして伝えたい
大切なのは 僕が君のそばにいるときではなく
もしかしたら 愛が試されるのは 寧ろそばにいないときだ
そして泣いた君の顔を覚えるなら そのあとの笑った顔も
覚えておくことが きっと明日の君を笑わせることができるんだ。