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[184940] 無限の恋歌

詩人:さみだれ

見る夢は朧に
あなたの言葉は空気のように
その世界に満たされて
私がかき集めた言葉も
敵わないくらいに
しなやかで優しい
それでいてとても寂しいものでした

だから私はとても不便な生き物です

空は高く遠い
しかしここからは狭い
そんな宇宙に広がる星も
この目には限られて見えて
あなたの言葉が消えるまでの響きを
かろうじて感じている今が
実は幸せなのでしょう

露を弾く草花の
遥か下に私があり
涸れた声に希望を与え
言葉を発するその先刻
あなたが微笑みを携え
私の手をとりました

この気持ちを
無限の海に浸らせ
悲しみや喜びを隔てた
核なる心に与えよう

あなたの言葉を肌に感じて

2014/05/10 (Sat)
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