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[192313] サクラサクトキ

詩人:どるとる


時計は刻むだろう 二人の時間を
積み重ねていく 途方もない一分一秒

病めるときも健やかなるときも
人生の大切な場面にはいつも君がいた

幸せそうに笑うその顔が見たくて
いつも無理してしまうんだよ

でもちっとも辛いなんて思わない
君が笑うことこそが僕の幸せだから

そしてまたひとつ季節が移り変わる
新しい風をこの部屋に運び届ける

あの日と同じ場所で時間を選んで
桜が咲くとき僕は君に恋をする

蕾をつけた 枝は空を目指して伸びる
目を閉じて 瞼の裏に描く思い出

陽射しの強い日も 雨に打たれる日も
ここぞってときには君に励まされてきた

二人の気持ちが同じだってことが
嬉しくて何度も確かめたんだ

重ねた唇 少し濡れていたんだ
大人びていく君に気づいてたよ

そして 時が過ぎれば人も街も変わる
それでも変えられないものもある

君を好きな気持ちだけは同じままだ
呆れるほどに同じ花を咲かす青空に

手をつないで 伝わるぬくもりに見つけた
幸せの場所 当ててみようか?って
意地悪く僕は 言った
そんな瞬間の 何気ない 時間を
彩ってる 色は何色なんだろう

そしてまたひとつ季節が移り変わる
新しい風をこの部屋に運び届ける

あの日と同じ場所で時間を選んで
桜が咲くとき僕は君に恋をする

同じ言葉 届けたくなるよ
君のポストへ 投函するのは
「愛してる」
恥ずかしいから 聞こえないふりをして。

2016/08/04 (Thu)
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