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詩人:どるとる
たまには愛する人に宛てて手紙を書こう
明日の僕が明日の君を幸せにできるように
泣いて笑って 何度も繰り返してきた日々
慣れたようにあなたの名前を呼んで
重ねた手のひらに 伝わる温もりが
二人の 間にできた距離を
ゆっくりと埋めていったね
並んで歩いた道や数えた夜空の星
そのすべてを忘れない
思い出というほど
たいしたものではない
だけど大事な宝物
不器用な 僕が失敗しながら
やっと築いた 小さな頑張りの賜物
そっと君に 届けたい さんざん勿体ぶりながら
いつか言葉にするのは ¨愛してる¨
ラブレターの最後を飾る言葉
生まれ持っての恥ずかしがりやだから
赤くなってしまうよ 夕焼け空みたいに
桜が咲いたり 雪が積もったり
季節によって色を変える並木道
時計の針が 刻むのは時間だけではなく
人の命も 刻むんだと
気づくのが 少し 遅かったかな
喧嘩したときに抱いた寂しさは
君の大切さを知るきっかけになった
もう二度と君を傷つけまいと
誓ったあとで 君がくれた数万回目のキス
どんなことでも頑張れそうだった
悪戯っぽく笑う 君を守りたい
宛名のないラブレターを 君に贈ろう
言葉にすればとてもありきたりな言葉
でもそれ以上でもそれ以下でもない言葉
眼鏡をかけて見た景色と
眼鏡を外して見た景色が
違うように 少しの差
昨日と今日の 間違い探し
いつまでも 変わらずにはいられない
老いていくのもまた幸せと
微笑んだら 新しい明日を迎えられる
並んで歩いた道や数えた夜空の星
そのすべてを忘れない
思い出というほど
たいしたものではない
だけど大事な宝物
不器用な 僕が失敗しながら
やっと築いた 小さな頑張りの賜物
そっと君に 届けたい さんざん勿体ぶりながら
いつか言葉にするのは ¨愛してる¨
ラブレターの最後を飾る言葉。