詩人:どるとる
ゆっくりと 流れてく時間
車窓から眺めてる風景のように
見る者に 何かを訴えかけている
そんな時間 置き忘れているね
降るような 星に願った祈りは届くかな
宛先を書けば
名前もわからないあなたへ伝えたい ことがごまんとある
少し遠い昔に消えたあの人の声 忘れないで
昔話にしなければ ずっとあの人は誰かの中で生きてる
瓦礫の下に埋もれた思い出
瓦礫だけどかつては人が住んだ家
悪魔の手がさらったように見えた
流されてく人 叫びは聞こえない
時が流れ やがて知る誰かの死
どんな言葉をかけようか
今は届かない手紙だけれど僕は風に綴るよ
波が 引いては満ちる あの向こうに君はいるのかな
海に 罪はないから憎しみに 囚われないで生きるよ
君のぶんまで生きる 僕は生きて生きて
生きてゆくよ
ただそれだけを 強く信じる
名前もわからないあなたへ伝えたい ことがごまんとある
少し遠い昔に消えたあの人の声 忘れないで
昔話にしなければ ずっとあの人は誰かの中で生きてる
明日を生きる
君を 見守ってる。