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[192377] スターダスト

詩人:どるとる


開けた窓に 迷子の星がひとつ落ちたので
せっかくだから拾って内緒で宝物にした

宛のない 旅をする
行き先のない 鉄道に乗車してるような
そんな 夢をいつまでも 見ていたいんだ

流れる 星の海を泳いでいくダイバー
世界でただ一人の生存者のつもりです

ヘッドホンから流れる歪なメロディ
夢中で探した 何かもわからない宝物

まだ夢を見ているのかな
駐屯基地跡の芝生に寝転がり見上げた夜空

途中まで数えていた流れ星だけれど
多すぎてもういくつかわからなくなった

月世界旅行を地でゆくような
海底二万里に憧れただけの
どうしようもない夢見がちな少年だ

ずっと前からたててた計画を
今日実現するんだと自転車で走ってく

安物のちゃちな天体顕微鏡を背負って
夢中で探した 誰もまだ発見してない星

夢ならこのまま覚めないで
目の前にある世界がただの見せ物に変わってしまうから

そして僕は目を閉じて瞼の裏に
描くのさ 想像を総動員して
自分だけのプラネタリウムを

流れる 星の海を泳いでいくダイバー
世界でただ一人の生存者のつもりです

ヘッドホンから流れる歪なメロディ
夢中で探した 何かもわからない宝物

まだ夢を見ているのかな
駐屯基地跡の芝生に寝転がり見上げた夜空

きっと今夜見た
風景は 思い出になるから
僕にもし子供ができたなら
同じ景色を見せてやろうって
なんとなく今そう思ったの。

2016/08/15 (Mon)
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