詩人:どるとる
悲しいときには君のこと 思い出してるよ
笑った顔 怒った顔 泣いた顔 照れた顔
君の表情 シワやほくろのひとつひとつ
誰かが君を嫌う理由が
僕には君を好きな理由になる
好きなところ挙げたらきりがない
嫌いなところも勿論あるよ
でもいつかその嫌いなところも
もれなく好きになれるようにするんだ
この世界で一番好きな言葉があるよ
それは気の利いたような言葉ではなく
もしかしたら人によれば何の助けにも
ならないかもしれない情けない言葉
でも君からもらうその言葉が
負けそうな僕を強くするんだよ
まるで傷跡にあてる絆創膏みたいだ
僕が君を思うとき君も僕を思うのかな
そんな都合のいいことを 考えては引っ込めて また妄想してる
その人の嫌いなところより
その人の好きなところを探すよ
すべてを好きになれるわけもない
でもそこが人らしくて僕は好きだ
好きになれない自分
好きになれないあなた
お互い似た者同士です
いつも側にいられたんじゃたまらない
そりゃ一人になりたいときもあるよ
でも側にいてくれる その優しさに気づいたら
後々になって ありがたく思えるんだ
側にいてくれる人がいるだけで幸せだ
そんな当たり前なことに今さら気づいた
さらっと言うよ 好きだよ 口づけを添えて
少しだけ だめそうな そんなときには
難しい言葉なんかいらないから
ただ抱きしめていて 夜が明けるまで
この世界で一番好きな言葉があるよ
それは気の利いたような言葉ではなく
もしかしたら人によれば何の助けにも
ならないかもしれない情けない言葉
でも君からもらうその言葉が
負けそうな僕を強くするんだよ
まるで傷跡にあてる絆創膏みたいだ
ほらもう 傷跡は
かさぶたになってる
泣き止んだら
笑うよ 一番最初に君に。