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[99187] 『道』

詩人:甘味亭 真朱麻呂


僕らが歩いてきた
道のりはとても
果てしなく長かったね
振り返ってみると
とてつもなく
僕は失敗ばかり繰り返していた
思えば何ひとつ
君にしてやれなかった

愛とはいつだって
不可思議なもの
男の僕にはわからないこと
君はたくさん背負い込んでいる
なるべくわかってあげようとしたけど
いつもわかってあげられずに
つまらない争い
いつの間にかすれ違い

僕らがあの日あの時
誓った愛は嘘なんかじゃないのに
そう 何故僕は
君に押しつけてばかり
そんなんじゃだめなんだって
どうしてそんな簡単なことに気づかなかった?
どうしてそんな見え見えの現実から逃げようとなんて想ったんだ?

まだ道は続く
君との暮らしは続く
だからあの日の愛の言葉誓いの言葉
もう一度思い出して
現実を見つめるとしよう
逃げず目を背けず
まずは
君に謝りに行こう
今までのことぜんぶ
謝りに行こう

そしてまた
昔みたいに
仲良くなれたら良いな
若かった頃みたいに
なれたら良いな。

2007/03/29 (Thu)
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