詩人:どるとる
猫が鳴いている 夕暮れの道に
ハンカチを手渡すよその涙に
オレンジ色に 暮れていく空
やがて街並みを 夜が抱きしめた
今日あったこと どんなことでもいいから
話して 伝えて 教えて こっそり僕だけに
楽しかったことも 悲しかったことも全部
笑いながら泣きながら君の声で聞きたいな
街灯も うつむいて疲れてるご様子
ため息ばかりついてる君を見てる
針と糸で縫うように隠した傷痕を
見せてごらん もう隠さなくていいから
涙の数を数えるより笑顔の数を数えよう
強がるばかりでは強くはなれないんだ
出会い別れ そしてまた誰かと出会う
まだ知らない誰かとの出会いを 明日に期待する
また明日ねって 手を振る帰り道
その約束は 僕らをちゃんとつないでるかな
別れの時何度でも同じ気持ちになるよ
でもこの寂しさは必要な気持ちだろう
また出会えたときにその寂しさは
何倍もの喜びに変わるから
今日あったこと どんなことでもいいから
話して 伝えて 教えて こっそり僕だけに
楽しかったことも 悲しかったことも全部
笑いながら泣きながら君の声で聞きたいな
ああ 涙の数を数えるより笑顔の数を数えよう
強がるばかりでは強くはなれないんだ
出会い別れ そしてまた誰かと出会う
まだ知らない誰かとの出会いを 明日に期待する。