詩人:ならか
何をそんなに待ってるの?って
訪ねてほしいから待ってる
他でもないあなたを待ってる
あなたが連れてってくれるまで
待ってる
今日も明日も待ちぼうけ
こんなに小さくて
軽い機械に
沢山の想いを詰めこんで
沢山の願いを詰めこんで
沢山の希望を詰めこんで
沢山の期待を詰めこんで
この機械が歌いだすのを
待ってるのよ
時々この機械に
頼りきってる自分が
駄目に見える
でも
機械は絶妙のタイミングで
歌いだすのよ
歌の名前はエンブレイス
抱擁「ほうよう」っていう意味さ
腕の中へおいでって
機械は歌いだす
連れてってほしくて
抱きしめてほしくて
今日も待ってる
夢でもいいから
連れてってね
迎えにきてね
抱きしめてね