詩人:甘味亭 真朱麻呂
君の代わりなんて何処を探したっていないんだ
君がいなくなったら君はもう永遠に還らない
どんなに悲しんでも
どんなに願おうとも
君は還ってこないんだ
だから
一人一人が尊く掛け替えのない存在なんだろう
世界にはきっと僕の知らない何かが広がってて
色んな人々が溢れていて
色んな不思議(ぎもん)が転がってる
だから簡単に不幸だとか不幸せだとか理不尽だとか言っちゃダメだと思う
地球が廻るのと同じ速さで
僕の心臓も脈打っている
それぞれが違う輝きで光りながら
悲しくたって生きようとしてる
自分の於かれた境遇(うんめい)を受け入れながら
この世界には僕と似たような人はいるかもしれないけど
全く同じ人はいないんだ
だからさっきも言ったように一人一人が掛け替えない未来の希望なんだ
何処までも羽ばたくよ
折れそうな羽でも
それでも羽を広げるよ
強い雨の日も日差しが眩しい日だって
休むことなく羽ばたき続けるよ
願い続けた夢という荷物を抱えて
24色の色鉛筆の一本でも欠ければ
文房具屋まで買いに行くしかないように
それとはまた違うけど
一つ一つが大切な役割を果たしてる