詩人:さらら
青い色をよく好む人は
父親の過剰な叱責を受け
育った人だという
黒い色をよく好む人は
母親の過剰な叱責に悩んで育ったと
黒い色を好む子供
空を黒く塗り潰して描く子供は
母親の過剰な叱責に悩んでいる子供だという
そこには支配者が弱者の上、君臨している姿が存在しているため
青い空から
黒い雨 降った日は
在ってはならない残忍な支配を負かすため
残忍な支配が落とした
黒い雨
人間は今だ支配癖から抜け出せない
利権者、天下る者を維持保身するために
放射能を維持しようと
それは在ってはならない支配です
子供たちの皿に安全な食事を
安全な血液、健康な未来を奪う
利権者、天下る者たちのための放射能維持は
支配の君臨がまだ
あの黒い雨から維持保身されたまま
現代まで
青と黒
好む子供たちが
時折 すれ違う