詩人:雪 刀寿
時と 語り込む
君の後ろ姿を 見る
胸に詰まった 思いをほどき、ひもとく
秋の旅は、そっとほっとけ
べンチに置かれた本のように
風がめくって、いい所があれば、知らせてくれるさ
がむしゃらな 熱だまりに、
のぼせ、 ほてり、 やけど した
透き通った 冬シルバーへ向かう
空雲・舞台のうえで、
明るい光に導かれて、あがってゆこうじゃない?!
人は わがままをやるために 生まれてきているのです
甘えて 遊んで すくっと立とう
そんなにー なに しよう?
美は 人を 黙らせる
とにかく 僕も、静かになれる