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詩人:林檎飴
あれからまた
1年たって
去年と何も変わらないまま
2月14日という日を迎えた訳で。
混沌とした気持ちも
微妙な距離も
ただ違うのは
メールをしてることと
3月で離れ離れになることくらいで。
±0じゃんかって
思う
でも作ってる時の心境
食べた時の感想
すべてがあたたかくて
やっぱり
『だいすきだなぁ』
って。
それはあくまで友達として
ということにしてあるけど
そんなのやっぱり自信なくて
気付かないフリ?
どうせ 一方通行だから
でも
でもね?
去年と何も変わらないままじゃない
やらかい感情
11年目の義理チョコは
少し豪華で
明らかに本命ばりの気合いの入れ具合
でもそれは私とあたしだけの秘密
男と女の友情
成立させなくちゃいけないから
どうしようもなく脆い関係だから
毎年必死にこの日で繋いでた
12年目はどうなるかな
学校も離れたら
わかんないけど
きっと ずっと
だいすきだよ
『友達として。』