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詩人:甘味亭 真朱麻呂
『砂糖は控えめに』
苦みのきいたブラックで
大人になったからには珈琲はブラックで
ミルクも入れず
珈琲のそのままの味をいただこう
音を立てず
上品に飲むとしよう
アイヤイアイ君もいつの日か
僕みたいに大人になるだろうけど
ヤイアイヤイその時は僕を見習っておくれやす
いつからが大人で
いつからいつまでが子供なの?
それさえもわからないまま
誰もが気づけば大人と名乗って
社会の一員になっていく
子供の頃からの夢は置いて
誰もが何もかも大人になりきろうとする
ラトュラトュラトュラトュラ・トュール
僕はまだ子供さ
ラトュラトュラトュラトュラ・トュール
だからまだブラックよりもホワイトでお願いよ。