詩人:どるとる
カレンダーを見て気づいたんだ
そういえば僕らが出会って
いつの間にか日々を重ねて
こんなに 歳をとってしまった
それは僕だけじゃないけれど
たまには二人で長旅なんて どうですか?
なんとなく歩いてきた毎日
それが知らず知らず思い出になる
笑って 泣いてまたきりもなく笑って
どれだけ 喧嘩すれば気がすむんだろう
今日と同じ今日を明日も 生きられたら
幸せになんてすぐなれる気がするよ
やたら入り組んだ迷路みたいな路線図
この電車はどこへ向かっているんだろう
宛もなくふらふらと行ったり来たり
飽きもせず何度も引き出しを
開けたり閉めたりして
何を僕は探しているんだろう
雨が降れば傘を差すだろう
陽射しが強いなら木陰に逃げるだろう
猫に餌をやり 日が暮れたら
台所で夕飯の支度 似合わないエプロン
昨日と何も変わらない今日だった
だけどそれはそれで幸せだったりする
ひとりぼっち寂しさの中
影法師 ゆらゆら
揺れてる いつもの道に
交わす言葉もなく
黙々と家路を目指す
僕らはぬくもりを わけあう
同じタイミングでお腹が鳴れば
不思議に笑みがこぼれるよ
そんな瞬間さ大切な時は
なんとなく歩いてきた毎日
それが知らず知らず思い出になる
笑って 泣いてまたきりもなく笑って
どれだけ 喧嘩すれば気がすむんだろう
今日と同じ今日を明日も 生きられたら
幸せになんてすぐなれる気がするよ。