詩人:甘味亭 真朱麻呂
言葉にならない気持ち抱えて
悩んだあの頃
言葉にしたいのにどうしてなのか
言葉にするのを僕はおそれて
いつまでも言えずに
君へのこの気持ち
胸に秘めたまま
また春がきて
また冬が終わり
また春がきて
また冬が終わる
また春がきた
そんなことの繰り返し
諦めようかとさえ想ったけど
それでも諦めるくらいなら初めから君のこと好きになんてならなかったと思うから
今日僕はこの胸にある気持ち
君に伝えるよ
ジャマする不安も恥ずかしさもおそれも
蹴飛ばして
君に伝えるよ
たとえ断られても
吐き出せばきっと
すっきりするから
だから僕は
思い伝えるよ
暖かな春の日
思い出す恋の始まり。