詩人:どるとる
笑うと一緒にあくびをすること
足の中指が親指より長いこと
くだらないことも 大切なことも
積み木みたいに 積み重ねた
風の中で笑った
こんな時間を 永遠にしたい
そう思ったときから愛は 輝いた
笑えずにいる君は
無理やり笑うけど
涙より悲しいね
鏡に映したように
心はありのままを
見つめてる
夜の中を 光が走る
時計を抱いて
僕は あてずっぽうで天気を占う
ありふれたことも特別なことも
すべてが思い出になっていく
いつもの景色に幸せが描かれている
猫のように忍び足で秋が迫る
誰かの引いたレールをなぞるばかりで
ちっともつまらない退屈な毎日なら
せめて 何か胸躍るようなニュースを
笑えずにいる君は
無理やり笑うけど
涙より悲しいね
鏡に映したように
心はありのままを
見つめてる
その先の世界を
一歩先の未来を
見つめてる。