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[192524] 未来のはなし

詩人:どるとる


もしかしたら 僕のこの気持ちは
間違ってるのかもしれないよ

だけど積み重ねた間違いも
宝石に変わる気がしている

ほんの少しのまばたきの瞬間に
もしかたら誰かが生まれ死んでく

そんな他愛ないことを思いながら僕は君を 思ったよ

夜明け前の空を 見上げながら
僕らはただ 未来を待ち焦がれていた

路地裏の猫はあくびをしながら
今やっと目覚めたところです

来るはずもない 幸せを待つなら
片道だけの旅を 始めよう

宛もないし行き先なんてない
そもそも意味もなく理由も見当たらない

砂時計を逆さまにして 何度も 繰り返される
同じような今日を 追体験

何をやらかしてやろうかと 悪巧みをしてるのさ

今は遠くにある未来の話をしようよ
夢やロマンで味つけされた架空の未来を

それはまるで終わらない答え合わせ
空白を埋める最後にたどり着いた場所で

動き出す時計もない 世界でも
神様の見えざる手がゼンマイ回せば
始まるよ 新しい世界

夜明け前の空を 見上げながら
僕らはただ 未来を待ち焦がれていた

路地裏の猫はあくびをしながら
今やっと目覚めたところです。

2016/09/09 (Fri)
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