詩人:どるとる
僕らは いつから恋をすることさえ
面倒くさがるようになったのだろう
つまらない小説のような毎日を
ただそれとなくやり過ごす僕がいる
優しいだけの言葉で互いの傷を舐めあい
一体どれだけ繰り返せば満たされるの?
君から届いた手紙を読まずに捨てた
僕をひどい奴と君は罵るだろうなあ
でも手紙でつながってる関係なんて
くだらないとは思わないかい?
言いたいことがあるなら 面と向かって言えばいいんだから
重たい鉛を背負っているようなんだ
ストレスのない場所へ逃げ出したい
回る観覧車 見下ろす眺めは
街を一望できる でもおざなりなんだよ
変わらないことの大切さと変わってゆくことの大切さを知ってしまった
君が好きな僕と僕を好きな君が
いればそれでいくらでも幸せになれた
でもそんな幸せは僕には似合わない
間違っても幸せになってしまったら
僕はきっと今のままじゃいられないだろう
矛盾しているよ 何もかもが
絡まった糸 ほどけずに切れた
それもまた運命と笑えば
いくらだって 幸せになれるだろう
知らなかった愛を知って
余計な憎しみを 知ってしまうよ
君から届いた手紙を読まずに捨てた
僕をひどい奴と君は罵るだろうなあ
でも手紙でつながってる関係なんて
くだらないとは思わないかい?
言いたいことがあるなら 面と向かって言えばいいんだから。