詩人:どるとる
どうしたんだい?
悲しいのかい?
ひとりぼっちの部屋にぽっと咲いた声
悪魔みたいに優しさを餌にして僕を食う気かな
花瓶にさした花がかすかに揺れて
風が吹いていることを僕に教えている
どうでもいいことなんだ すべては
僕には生きることさえももう
額縁からはみ出すような現実だ
ほら ルールなんてさ守ってたってむなしいだけだ
やみそうにない雨に濡れたからだがふるえているよ
シルクより柔い心をもてあそばれて
神を睨んだ
すさんだ心は
はげしい風と雨に散る
太陽は今日は留守みたい
救いは無さそうだ…
傘さえ 役に立たない。