詩人:どるとる
賑やかな街並み 今日は待ちに待ったクリスマス
子供も大人も どこかみんなそわそわしてるね
今はサンタクロースなんて信じてないけど
ずっと昔は 信じてた
プレゼントをもらっていた僕も
今はプレゼントをあげるほうさ
喜んでくれるかな
一生懸命選んだ プレゼント
きれいな包み紙で 包んで
クリスマスの夜 君の枕元に届けるよ
仕事を早く切り上げて ケーキとチキンを買って帰る
白い雪が スポンジにかかった ショートケーキ
イチゴが たくさん乗っかってる
僕のをあげるよ ママのとあわせていくつ?
大人になってもずっと忘れられないような思い出を
心に残してあげたい
たとえば 今日がその思い出のひとつならいいなと思うから
みんなで 歌を歌って
粉雪が 街を 白く染めていく
クリスマスの夜 今日くらい奇跡よ起これ
戦争の 絶えない国にも
貧しい人にも
同じように クリスマスがあって
その日だけは 幸せであるように
祈る僕は たくさんの愛に 囲まれている
僕はもう幸せだから
たとえば路地で 一人で立ち尽くす
あの人に 素敵なクリスマスを約束してよ
プレゼントをもらっていた僕も
今はプレゼントをあげるほうさ
喜んでくれるかな
一生懸命選んだ プレゼント
きれいな包み紙で 包んで
クリスマスの夜 君の枕元に届けるよ
サンタクロースの正体は パパだって
知ってたって内緒だよ
髭反りクリームでつくった白いおひげ
眠ってるふりして
ベッドの中で 笑いこらえてた
優しいパパの顔が 寝顔を覗いてる
きっと 忘れないよ今夜のことは
パパにも素敵な夜であるように
願う私も サンタクロースの一人。