詩人:どるとる
テキトーな言葉で相槌打って
やり過ごした 昨日の僕を
今日の僕がため息ついて呆れてる
夜明け前の 空を見上げてる千の瞳に
同じ星が映るなら それは奇跡だ
数年に一度だけ彗星が 見られるのが今夜
眠れない夜になるよ
雨のように降る星が尾を引いて走るように駆け抜けてく
何をそんなに急いでいるのか
願い事を言う暇もないからもう少しゆっくり流れてくれ
アンモナイトの化石が 渦巻いて
見たこともない昔話を語っている
坂の上までのぼったら即席の展望台の完成
覗きこむホロスコープ
思い出せないのに なぜか記憶の中に
あざやかに 刻まれてる 過去の記憶
それは 命が歩いてきた旅の足跡
僕じゃない僕が見上げた空に輝く星
僕の小さな一歩が地図になる
雨のように降る星が尾を引いて走るように駆け抜けてく
何をそんなに急いでいるのか
願い事を言う暇もないからもう少しゆっくり流れてくれ。