詩人:どるとる
家に帰ったらまずは手洗いうがい
そして しばらく落ち込んで惚ける
コンビニ弁当レンジで温める
今日あったこと 思い出しながら
自分とさえ 向き合うことができない
だけど とにかく隙あらば笑う
何気なく 過ぎてく僕らの毎日は
なんとなく どことなく何かが悲しくてうれしくて
何色でもなく どんな形とも言えなくて
「生きている ことが楽しくて仕方ない」
そんな気持ち 滅多には味わえないけど
生きていこうと 決めたからには
誰かの世話になりながらも
生きていこうと とりあえず前を向いたよ
ない希望を あるように 思いながら
元気な人を よそおう日々に疲れた
誰もが似たような暮らしをしている
その中でやっと見つけた小さな幸せ
生き甲斐ってやつを 持ってる奴はいい
目的もない人は何を宛に生きていけばいい?
昨日 今日 明日 年をとればとるほどに
時間が過ぎるのが早い気がしてる
なんだかんだもうこんな年です
もう若いなんて言えない年になりました
若さを言い訳をしてきたけど
それももう通用しないね
どこかで頑張る名も知らない誰かを
僕も見習って 生きていこうと思った
時間を追いかけているというよりも
時間に追われながら生きている
誰もがそれぞれの暮らしを抱え
今日も 人知れず泣いて笑って
それを誰にも誉められることもなく
それでも一生懸命に生きているんだ
何気なく 過ぎてく僕らの毎日は
なんとなく どことなく何かが悲しくてうれしくて
何色でもなく どんな形とも言えなくて
「生きている ことが楽しくて仕方ない」
そんな気持ち 滅多には味わえないけど
生きていこうと 決めたからには
誰かの世話になりながらも
生きていこうと とりあえず前を向いたよ。