詩人:どるとる
正しくいようとすればするほどばかを見る世の中なら正しさは何のためにあるのだろう
道に落ちてる空き缶ひとつ 拾えない僕に
一体誰を愛せるというのだろう
一体何を守れるというのだろう
頭が痛くなるほど考えた すべては
空き缶を捨てた人も誉められたもんじゃないけど
落ちてる空き缶を見て見ぬふりした僕も同罪だ
人を思う気持ちを 当たり前のように大切にしたいな
どれだけ 時が流れてもそれだけは 変わってはいけない
何かと便利すぎる世の中だから
人はなるべく苦労を 避けたがるけど
誰かのためにする苦労なら苦労とは思わない
目の前で誰かが 困っているなら
手をさしのべる 余裕をいつも持ってたい
これだけの人がいるのに ただ一人に注意を向ける人はいない
愛なんて ドラマの中だけのものだよ
見上げた夜空に 輝く星を 数えながら
君と歩きたいな
永遠の時間なんていらない
一瞬でも輝ければ
僕も星になれる
誰かを思う気持ちと気持ちの 間にはさまれて生きている
あなたが僕を思うとき僕もあなたを思うだろう
つまらないことで 人の命を奪ったり 傷つけたりする世の中でも
誰かを 愛する人の優しい眼差しが 灯っている
世界を照らしているのはそんな 人たちの思いだ
目を閉じると 今も
まぶたの裏に映る
誰かの 眼差しが
ぬくもりが
この手に 今も残されている
それは僕が愛されていた紛れもない証
何かと便利すぎる世の中だから
人はなるべく苦労を 避けたがるけど
誰かのためにする苦労なら苦労とは思わない
目の前で誰かが 困っているなら
手をさしのべる 余裕をいつも持ってたい
出来れば 君を思って 笑っていたい。