詩人:どるとる
踏み出したその一歩はどこに
僕を連れていってくれるのだろう
日の暮れた街並みに夕闇が迫る
一人空を見上げ 歩道橋の真ん中で足を止めたよ
訳なんて考えてもないけれど
ああ 大好きな人の笑ってる顔
幸せは案外すぐそばにあるかもしれない
今日という日が 明日にとって
一体どんな意味があるのだろう
明日が今日よりいい日ならば
明日にとって今日ほど邪魔な日はない
でも 一歩ずつしか歩けない僕らは
今日を生きて はじめて明日に行ける
近道はないよ だから努力が必要なんだ
長い夜が明けて 猫が餌をねだる 珍しく可愛く鳴いちゃって
まだ 始発も動き出してないのに
イメージだけで夢を叶えた気になって
やりもしないうちから諦める気だよ
今日は どんな日になるのだろう
忘れられないくらい嫌な日になっても
多忙な日々に埋もれて忘られたらいい
一歩また一歩と 距離を伸ばしてく
宛もないのに ゴールだけは用意されてる
それもまた運命だと笑って口笛をふくよ
積み重なる日々は
積み木に似ている
崩れないように
重ねてるつもりで
いつの間にか
大事なことを忘れてる
何かに打ち込むあまり生きることを 楽しむことを 忘れてる
今日という日が 明日にとって
一体どんな意味があるのだろう
明日が今日よりいい日ならば
明日にとって今日ほど邪魔な日はない
でも 一歩ずつしか歩けない僕らは
今日を生きて はじめて明日に行ける
近道はないよ だから努力が必要なんだ
希望が必要なんだ。