ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 夜明けまえ > 投票

どるとるの部屋  〜 「夜明けまえ」への投 票 〜

  • どるとるさんの「夜明けまえ」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[192612] 夜明けまえ

詩人:どるとる

寝坊助の猫も あくびしながら目覚めて
夜明けまえの 路地裏で軽く伸びをする

昨日の雨も嘘のように上がったよ
めずらしく天気予報は見事に外れたよ

宛もなく進む メロディライン
未来を照らすような 音を探してる

心に羽が生えたような訳もなく
ときめく思いに 引きずられ
僕は 笑ったよ

あなたの声や あなたしぐさに
見とれているだけで 時間は過ぎてく

繋いだ手のあたたかさだけで
簡単に幸せになれてしまう僕は どうかしてるな

水溜まりひとつ 軽々と飛び越えてしまう
驚くべき跳躍力 でもスニーカーは台無し

色褪せない色ってどんな色だろう
答えのない答えあわせの毎日だ

マウンドを越えて ボールが突き抜ける
弾道のように 白い球筋が 走ってゆく

道はあんなに険しいのに君は夢までの道は 遠いほど 甲斐があるって笑った

あなたが言うと不思議と 何でもできそうな気がするんだ

なんでだろうな 君のつま先は いつも 前を向いてる

昨日の痛みを まだ
忘れられない僕と
夢を追いかける君
互い違いの歩幅でも
ちゃんと お互いをリードしあってる
結果を残すよりも 思い出を残したいから

あなたの声や あなたしぐさに
見とれているだけで 時間は過ぎてく

繋いだ手のあたたかさだけで
簡単に幸せになれてしまう僕は どうかしてるな。

2016/09/25 (Sun)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -