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詩人:どるとる
君がくれるいくつもの思い出が僕の中でまるでメリーゴーランドのように回りながら何度もよみがえる
何かにつけて面倒と言っては殻に閉じこもる日々
何も叶えたい夢だとか理想もないから
放っておいてもなるようになればいいと思ってる
そんな孤独な僕を君は愛してくれたね
だからといって何が変わったとかじゃないけれど
人を愛すことの喜びを知ったんだ
流れるように今日もただ西日を浴びながら
時々君の小さなささやき声に気づいて僕は君を抱きしめた
やさしく
セトモノにふれるように
汚れのない君の素肌を傷つけないように
壁に寄りかかって
僕は君に口づけした
甘く切ない愛の味
はじめてふれた人の体温
貧しさの中にある幸せを君におしえてもらった
何はなくとも君がいなければこんなに笑えない
ありがとう
何度言っても言い足りないな
東京都世田谷区某アパート・ラブソング
君は今、笑っているけど
もし見ている笑顔そのままにうれしいのなら
僕も君とおなじ気持ち
うれしいよ
幸せだよ
引いたり足したり
お互い 譲れるところは譲り合って
これからもやっていこう それとなくなんとなく
そこにある生活のささやかなぬくもりの中
目には見えない幸せだけどもまるで見えているように見つめて 暮らしていこう
僕には君がすべて
君には何がすべて
聞くまでもないよと君が僕の唇に指を押し当ててそっと頷いた夜
いつまでも忘れない
いつまでも忘れない
すべてはこのアパートから始まり
すべてはこのアパートで終わる
そんな小さな幸せ誰がいるだろう
だけれど1人じゃない 僕には君がいる
それだけでどんな幸せよりかけがえのない財産手にした気分さ
ほら 今日も君の声が当たり前に聞こえるこの家こそ世界で一番の楽園さ
フローム東京都世田谷区某アパートから中継さ
君を世界一愛してる
ご存じ僕より…