詩人:♪羽音♪
前の詩は貴方に宛てて
書いたものじゃない
気づいてしまったの
私たちはお互いに
勘違いをしてたって
お互いに心持ちも
経験した事も
よく似てた
よく似ているけれど
紛れもなく お互い
求めてる人とは
別人だって…
私の好きな人は
ピアノ弾きだったの
彼に「永遠」を約束した
何があっても
傍にいることを
約束したの
二人の最後には告げたわ
「貴方の幸せを祈ってます」って…
貴方からの言葉は
全てあの人から
言われているような
気がした
縋るような想いだった
貴方からの手紙で
また惹かれてしまったの
貴方の言葉に…
でも貴方は違う
貴方にとって私も違う
気付いてしまったから
それを黙ったまま
手紙を続けることは
出来ない
それは貴方を
騙すことになるから
貴方からの手紙
嬉しかったよ
本当に好きになって
しまいそうなくらいに
でも私は貴方が
求めてた女性とは違うから
もう好きとは
言わないよ
貴方に迷惑かかるから