詩人:雨蛙
古の神を祭りし日宵闇の帳も下りて打ち上げられた火の花の消えゆく残り香がまた夏の終わりを告げてゆく頭をたれた向日葵が暮れゆく空に花散らし顔を隠した太陽が申し訳なさげに山に落ち群青色に星々が輝いて少し冷たい風を緩やかにつれてくる白んだ遠い空が焼けるよう赤らんで雲の切れ間から今日もまた溶けだしそうな御日様が虚ろうように昇ってく