詩人:高級スプーン似
先生に指を突っ込まれ
それでも僕は
トイレに行かない
そこまでの決意があれば
僕だって
生きていけるに違いない
先生の前で股を開く
それでも僕は
トイレに行かない
そこまでの決意があれば
僕だって
悩む前に踏み出せた
しようもないな
しようがないな
しようしようと口ばかり
用もないのに
トイレに行って
用をチロチロ
足して終わり
ほんの少しの恍惚を
達成感とカン違い
終わってない
まだ
始まってもない
早くやれよ
夢の続き
おしりの穴から
こんにちワーク
先生に指を突っ込まれ
それでも僕は
トイレに行かない
そこまでの決意があれば
僕だって
理由を棄ててでも
やってやるのに
のにのにのに
そんな大した
決意じゃないじゃん
あともう少し
やりたかっただけ
そんなものが
僕には無いだけ