詩人:どるとる
積み重ねられた日々の重さに
つぶされていくちゃちなプライド
しわくちゃの シャツにも染みてる
涙のあとが 夥しく
小さな雨の降りだした最初の一粒が
濡らしたものを今から 探しに行く
つま先で鳴らす 貧乏揺すりはメロディ
群青に 霞んでく 空は昨日を 映してる
既成概念とかで 固められた理論
論破したいよ 完膚なきまでに
映画の結末を 言わないでほしい
どんなラストだとしても
言葉にならない 思いに急かされて
身動きとれない僕らはかごのなか
社会に囚われて 常識を捨てれずにいる
死にたくなるほどの退屈が 蔓延って
どうしたって 変わらないものを
どうにかして 変えたくて
悪あがきをする
まるで答えのない答えあわせだ
小さな雨の降りだした最初の一粒が
濡らしたものを今から 探しに行く
つま先で鳴らす 貧乏揺すりはメロディ
群青に 霞んでく 空は昨日を 映してる。