詩人:どるとる
傘が 受け止める数千の雨粒雨のカーテン この街を包んで出会うはずもない数々の 奇跡なんかは こうして当たり前に 手のひらに落ちるのだろう僕は ずっと囚われたまま概念の 中から 抜け出せずにあてもなく 想像は広がるばかりで明日の見えない 不安におびえた。