詩人:鰐句 蘭丸
木枯らし 吹き付ける日初めて 誘った 君とのデート君が見たがってた映画君が食べたい と言ってたあの店での食事君が行ってみたいと言っていた 夜景の見える丘木枯らし 吹き付ける 君の右手 僕の左手 繋いで 初めて歩いた 木枯らし 吹き付ける 寒さに負けないように 繋いだ 君の右手 繋いだまま 僕のコートのポケットに入れた君を 僕だけの 君にした気がしたんだよ木枯らし 吹き付けるあの日