詩人:番人
本音だけじゃ通れない道がある
建前だけじゃやりきれない現実がある
悩むことに慣れることも
善を捨て 往くことも
全て忘れられるのは
眠る時だけ
辛い事を忘れるために生きる
これほど悲しいこともない
泣け 哭け 風
誰かの悲しみと
私の悲しみのために
一体
どこにあるんだ
全てを葬れる墓場は
本当は
誰も何も望んでない
望んでない
何かを得ても
ただ虚しいだけ
傷つくことを
恐れ続ける私にとって
「助けて」と言えるのは強い人間だ
自分を救うことは
他を思いやることだと・・・
もう遅いが
2007/11/15 (Thu)