詩人:清彦
怠惰な日々 日常に甘んじて
もがきながらも
見渡せば 鮮やかな色
はしゃいだ夢と 敵わない欲求
溺れながら
流されて浮き沈み
まぶたで 塞いだ何もかも
あらかじめ用意してた
完璧なはずの哲学とやら
最初から ここにたどり着く事…
雨は節目 もう何度も
飛び越えた水溜まり
見渡せば 鮮やかな虹
懐かしい話題 遠い視線に
写りこんだ
今もなお 鮮やかな色
まぶたで塞いだ何もかも
深呼吸 加速する鼓動
きっと 知っていたのさ
最初から ここにたどり着く事
あぁ また一歩 完璧が遠退いた
染まる度 含まれる不純物を
飲み込んで 吐き出して
この足 次なる道は
何処へやら