詩人:花
死にたいと思うときがある
日々に馬鹿らしくなって
吸いかけの煙草
飲みかけの珈琲に
悲しくなる
あの日確かに薔薇色だった日々が
今はとても冷たく寂しい
こんな私に喜んでる人がいる
私の悲しみや辛さに喜んでる人がいる
私の涙を養分に幸せを感じてる人がいる
その人の望みを叶えてあげたくなる瞬間がある
消えてしまいたくなる瞬間がある
声高らかに笑うだろう
幸せを噛みしめ歓喜するだろう
心だけじゃ足りないらしいから
身体も何もかも
この世界から消したくなる
死にたいと思うときがある
それを望んでいる人がいる
シャボン玉のように
パチンと消えたいと思う
それを願う人がいる
叶えたいとも思う
私が二年間愛して止まない人の願い
叶えたいとも思うんだ