詩人:鴻
今日も上がった雨に
晴れが見せた七色虹
見えたって俺には
モノクロに見えたから
叫びたくて叫べない
そんながむしゃらな曲を
いつも道り書いた
なんだ そんな
何度も
書いた事の或る歌詞を
漸く5時間で書き終えた
俺が泣いたら笑い飛ばせ
俺が死んだら線香を
なのに
俺が笑ったその顔は
寂しげに 映ってたんだ
そんな歌詞をPenとNoteに滑り書きで読み上げた…―
歌に浸透してるのは
憂さ晴らしな俺の声
歌に斬新してるのは
俺の思う恋の像
想像道りなんて有り得ない純愛の曲に爆笑で
君に会うまでは
そんな風に歌ってたんだ
………―――
今日も上がったstageに
Live houseに僕の歌
響いたって君には
聞こえる筈も無いが
伝えたくて伝えてない
そんな純愛の曲を
初めて書いた
なんて そんな
一度も
書いた事の無い歌詞を
たった1時間で書き上げた
君が笑ったら嬉しくて
君が泣いたら悲しくて
だから
君が怒ったあの顔も
可愛らしく 見えたんだ
こんな歌詞をPenとNoteに走り書きで読み上げた…―
歌に混雑してるのは
涙流す俺の声
歌に残留したモノは
君を想う俺の愛
愛用のPenとNoteに
雨粒みたいに落ちてきて
書いた歌詞に染み込んで
一字一句は滲ませた
頬に伝ッタ…―
“『涙雨』”