詩人:羅憂里
見えた気がしたその先に君が泣いていた夕日に包まれて白いシャツは橙に染まりそのまま溶けてしまいそうで まるで夏はもう終わるんだ、なんて口では言うけれどそんなのは嘘私は知ってる。まだ充分熱いってこと雫石にまみれた腕で私を抱き締めて蝉の音の中未来の風景が見えた気がした。kikaku2013 橙