詩人:高級スプーン
ヒマワリの咲く
この場所で
かつて誰かが灰になった
遺された人々は
心を焼かれ
生涯苦しみ忘れない
影を写した壁から
声が聞こえた気がして
狂っているのは
自分で
人間共が
おめでたいと騒いだ日
僕は俺だけを
崇拝しようと決めた
爛れた風景さえ
笑い飛ばせと
痛みが蝕む身体を抱えた
緑のバケモノが騒ぎ
街を赤に染めた
悲しみに暮れて
惨めになった夜も
ナゾめいた怪人は
死ぬ寸前に目を覚まし
ヲカしくなって
笑い転げる
エロスと殺すが
!?に繋がる武器なのだ
酢で清められた性夜
獣を袋に詰めて壊せ