詩人:さみだれ
朝起きて
まだグズる僕の背中
毛布越しに蹴り飛ばす君が
誰よりも一番早く
朝焼けを見るんだって
飛ばしているんだ 君の声が
何百年ぶりだろう
楽しそうな君が
何よりも一番近く
感じられることが嬉しい!
朝起きて
けたたましい目覚まし時計
蹴り飛ばす毛布を捕まえる君が
誰よりも僕よりも早く
朝焼けを見るんだって
駆け抜けていく 君の声が
世界中どれだけ
悲しいことが溢れて
敵ばかり増えて 堪えられなくても
誰よりも一番近く
感じられることが嬉しい!
この日の空を
僕らは見つめて
手を繋ごう
飛んでいくんだ 君の声が