詩人:どるとる
夜明け前の空は 物語を 抱いている
途方もない 想像は未来を染めた
まぶしいほどの光のあと 虹を降らす雨
一歩と一歩が 重なって
果てしない距離に 届くよ
翼を 抱いて空に舞う グライダー
光の 速さを 追い越していく
風と 手をつないで
空に舞う グライダー
風の先を見つめてる
ページを めくってまだ知らない物語の
核心にふれたくて 手を伸ばしている
無数の星の言葉 退屈を散らしてく
目覚めるまでのほんのささやかな退屈を
翼を 抱いて空に舞う グライダー
光の 速さを 追い越していく
風と 手をつないで
空に舞う グライダー
風の先を見つめてる。