詩人:甘味亭 真朱麻呂
急かされるように歳を重ねて思い出に背中を押されて
愛に温められている僕は何故か切ない気持ち抱いて
今日も夕闇の中へ
静かな眠りの中へ
明日また明日と暮らしていく日々
輝かせる何かが僕には足りないような
そんな気がして
でも何の手だても思いつくこともなくて
結局気づいたら今日が終わってる
いつもそんな風に後戻りのできない
二度とかえらぬ今日を無駄にしている
いつの間にか
そうやって大人になって届いた未来は的外れの理想とはかけ離れた夢のまた夢
悲しいね 悲しいね
もう叶うこともない夢をまだ諦めきれてない
そんな自分がとても可愛そうで可愛そうで仕方ないんだ
同じ世界 同じ空の下
夢のない僕
夢をつかめた人
何故こんなにも違うのだろう
そう想っては今日も
溜息一つこぼして
今日も夕闇の中へ
今日も眠りの中へ。